東京大学制作展 EXTRA 2015

「グッバイ・マイ・ボディ」
▶▶▶趣旨
日時 2015年7月10日~7月13日 11:00~19:00
場所 東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館2F フォーラム・展示室
主催 東京大学 情報学環・学際情報学府
※入場無料

ご挨拶

苗村 健
東京大学大学院 情報学環/情報理工学系研究科 教授
小松 宏誠
東京大学大学院 情報学環 非常勤講師
赤川 智洋
東京大学大学院 情報学環 非常勤特任研究員
東京大学では、学生たちが自らの研究的な関心を元に表現に挑戦する学際的実践の場として、「東京大学制作展」を開催してきました。今回の「東京大学制作展エクストラ2015」は、本年11月に予定している「第17回東京大学制作展」へ向けた前哨戦です。4月に開講した大学院講義の一環として、3ヶ月の期間で企画・運営から作品制作までの一通りを経験する場が7月のエクストラであり、そこでの経験やフィードバックを活かして11月に臨みます。まだ粗削りではありますが、可能性を秘めた原石たちの取り組みをご覧ください。
表現活動と研究活動の両立は、情報学環・学際情報学府が2000年に設立された当初からの大きなテーマです。東京大学制作展には、荒川忠一先生・鈴木太朗先生を中心に、その中核を担ってきた歴史があります。現在でもその精神を引き継ぎ、表現活動としては新たなキャンバスそのものから創出するような試みを、研究活動としては机上の空論に終わらない社会に開かれた研究スタイルとしての制作展示に取り組んでいきたいと考えています。
今回のテーマは「グッバイ・マイ・ボディ」です。我々の身体の限界を超えた未来を描き出したいという意気込みで、企画・制作を進めました。学生たちの活力を基に変化し続ける東京大学制作展をぜひご高覧ください。みなさまのご来場を教職員・学生一同、心よりお待ちしております。
村田 遥人
東京大学大学院学際情報学府 河口研究室 修士課程1年
片山 健
東京大学大学院学際情報学府 稲葉研究室 修士課程1年

制作展2015プロデューサーの村田です。今年は例年に比べて文理の垣根なく多種多様なメンバーが参加しており、「グッバイ・マイ・ボディ」という特徴的なテーマが生まれました。この東京大学制作展エクストラは冬の展示に向けた準備段階です。冬の展示は今回の展示を経て作り上げられます。私は来場して下さる皆さんは冬の展示を作り上げるメンバーの一員であり、この展示は意見をいただける貴重な機会だと思っております。ご来場をお待ちしております。

制作展2015プロデューサーの片割れの片山です。 私が重要視したのは、この展示会をどのような「テーマ」のもとに行うかということです。作家たちが自分の面白いと思う作品をつくるというのは大前提ですが、それだけでは方向性の違う作品の寄せ集めになってしまいます。数々の作品を通して、一つのテーマについて皆さんに考えてもらうような展示会を目指しました。「グッバイ・マイ・ボディ」とはどういうことか、ぜひ体感し、考えてみてください!

作品

  • 内側へ;内側から
    増田 拓哉
    増田 拓哉
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    山中研究室 修士2年

    現代を生きる私達の内側にある感覚は,巨大な何かに侵食されると同時に溶け出し,撹拌され,均質になりながら身体に収まっているのではないかと感じている.

  • Yubi-Toko
    宇治土公 雄介
    宇治土公 雄介
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    廣瀬・谷川研究室 修士2年

    雪の上を歩くときの,「前に進めない感」を表現します.

  • 涙眼鏡
    吉田 成朗
    吉田 成朗
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    廣瀬・谷川研究室 博士2年

    《涙眼鏡》は、涙を流していると錯覚させることで体験者の心的な変化を誘発する。
    私たちは、「悲しいから泣く」のか「泣くから悲しい」のであろうか。

  • 不安定な自我
    野元 彰
    野元 彰
    東京大学大学院 情報理工学系研究科
    知能機械情報学専攻
    廣瀬谷川研究室 修士1年

    「不安定な自我」は物体の影を変化させる作品。特殊な光源を用いることで、照らし出された実際の影がゆらゆらと揺れ動きます。幻想的な影の世界をお楽しみください。

  • Sight
    伏見 遼平
    伏見 遼平
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    廣瀬・谷川研究室 修士1年

    Sightはカメラから入力した映像をリアルタイムに音に変換し聴くことができる,ヘッドホンのかたちをした装置である.我々はこの装置の助けを借り,コウモリやイルカのような聴覚による空間構造の知覚を新たに獲得する.

  • a Piece of
    池田 昂平
    池田 昂平
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    苗村研究室 修士1年

    人は誰しも掌に個人の土地を所有しており、そこに刻まれた河川や峡谷は世界を構成する一部である。本作品では来場者の掌紋に類似した土地を世界地図から探す事で、あなたの知る掌とさようならをする。

  • Eye See
    片山 健
    片山 健
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    稲葉・岡田研究室 修士1年

    人は、他人の眼の向きを視線として敏感に感知できる。視線は人間同士のコミュニケーションには欠かせない。では、機械に「視線」を感じることはありうるだろうか?眼のように動くカメラでそれを問うてみよう。

  • BUG HUG
    福嶋 昭彦
    福嶋 昭彦
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    河口研究室 博士2年

    昆虫の足は,鉤爪や押さえる力によって,表面の荒い面や滑らかな面にくっつくことを可能にしています。
    この作品は,そのような昆虫の足のくっつく特徴を模した機能を,小型のクアッドコプターに付与したものです。

  • ユビ・ツタワル・セカイ
    岩崎 翔
    岩崎 翔
    東京大学大学院 情報理工学系研究科
    知能機械情報学専攻
    廣瀬・谷川研究室 修士1年

    小さなボトルに詰め込まれた世界。
    触れてみて初めて聴くことができるその世界の「音」。
    指を通じて、ボトルに詰め込まれた船旅を楽しんでもらえたらと思います。

  • 光で叶える物語
    梶田 創/山本 紘暉
    梶田 創
    東京大学大学院 情報理工学系研究科
    電子情報学専攻
    苗村研究室 修士1年
    山本 紘暉
    東京大学大学院 情報理工学系研究科
    電子情報学専攻
    苗村研究室 修士2年

    フィギュアをステージに配置すると、そのキャラクタの映像が表示されます。
    映像が空中に浮かび上がったり、フィギュアの表情が変化したように見えたりします。
    この不思議な体験をフィギュアを手に取って体験してください。

  • ない書
    中山 桃歌
    中山 桃歌
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    山中研究室 修士1年

    本がいくつか並んでいる。そのなかに不思議な本がある。
    開いて見てみると、本の形をしているが、どうやらなにかの秘密を隠しているらしい。 ぜひ開いてその秘密を見て、さらに秘密を残していってください。

  • 不便な電子書籍たち
    大澤 壮平
    大澤 壮平
    東京大学大学院 情報理工学系研究科
    知能機械情報学専攻
    廣瀬・谷川研究室 修士1年

    ここに並んでいるのは,普通の電子書籍のようにしてもページをめくることのできない電子書籍たち
    ピクトグラムのヒントを頼りに君は最後までページをめくりきれるか!?

  • 見られシューティング
    榊原 佑太
    榊原 佑太
    東京大学大学院 情報理工学系研究科
    知能機械情報学専攻
    廣瀬・谷川研究室 修士1年

    シューティングゲームをしてみませんか。
    これは、ただのシューティングゲームではありません。離れたところから自分自身を見ながら操作します。
    この不思議な感覚の中であなたは見事クリアできるでしょうか。

  • Dictator
    武藤 将生
    武藤 将生
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    河口研究室 修士1年

    貴方は表情ひとつで世界を支配する。指一本動かす必要はないのだ。

  • あなたがでんわ
    三輪 桃子/浅井 一輝
    三輪 桃子
    東京大学大学院 学際情報学府
    文化・人間情報学コース
    石田研究室 修士1年
    浅井 一輝
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    小川研究室 修士1年

    わたしたちはいったい、いつから、いつでも電話を手離せなくなってしまったのでしょうか。

  • 幽手離脱
    小川 奈美
    小川 奈美
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    廣瀬・谷川研究室 修士1年

    脳は、慣れ親しんできた身体といとも簡単にお別れをして、新しい身体を手に入れようとします

  • 結印
    堀 智貴
    堀 智貴
    東京大学大学院 学際情報学府
    先端表現情報学コース
    大石研究室 修士1年

    「印(印相、印契)」とは、仏像に見られる両手を使った象徴的なジェスチャーを指します。印には形それぞれに教義的な意味を持っており、神聖な力を宿しています。この作品はあなたが印を結ぶことによって、仏さまの力の恩恵に与ることができます。

  • 無題 - untitled
    對馬 樹
    對馬 樹
    東京大学大学院 学際情報学府
    文化・人間情報学コース
    馬場研究室 修士1年

    1本の磁気テープを暴力的に70回読み込み・再生させる装置の途中段階を展示する。
    冬の展示で完成形を発表予定。
    (スポンサー:馬場研究室)

スタッフ

教員・スタッフ 苗村 健 デザイン 中山 桃歌
水越 伸 松原 史奈
荒川 忠一 堀 智貴
小松 宏誠 日下部 佑理
赤川 智洋 篠田 ミル
プロデューサー 村田 遥人 会場 金子 和正
片山 健 榊原 佑太
大澤 壮平
会計 梶田 創 小島 邦生
泉田 晋佑
作家リーダー 伏見 遼平
對馬 樹
三輪 桃子 広報 浅井 一輝
岩崎 翔
Web・記録 杉山 昂平 小川 奈美
野元 彰 白田 充
竹内 邦宇 池田 昂平
武藤 将生

アクセス