
あること »« ないこと
音源、身体、重なり合って生み出される音の波。
音楽と身体の情動との関係性を、機械学習をはじめとするテクノロジーで再定義し、音楽を作り出す。これにより、音楽制作の新手法を提案し、新たなインスピレーションを与える。特に、昨今興隆する音楽生成AIの分野にあって、心身二元論を克服したプロンプティングのあり方を提示する。 また、人間による著作物とAIを利用した生成物との分断が深まっているが、「ヒップホップ的サンプリング」という文脈でAIを解釈し利用することで、その断絶を乗り越えようとする試みでもある。
流れた音に対して動く身体。この関係性を機械学習的手法で分析し、新たな音楽を出力しクリエイティビティを引き出す展示である。 鑑賞者の参加型展示として、身体を動かして既存の音源から新たな音源ができる簡単なプロセスを体験する。 また、作者自身によって、より複雑かつ実践的な演奏も行う。その過程で、既存の音源を引用・加工し、混ぜ合わせて調整することで新たな楽曲をリアルタイムで制作する。その過程を示す簡単な説明も表示する。