あること

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ないこと

Deconstructed Turkish Ice Cream image

脱構築トルコアイス

あること ± ないこと

触れたい衝動と触れられない距離、重なり揺らめくその関係

勇崎颯太 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 岡田研究室
吉岡利恵 学際情報学府 先端表現情報学コース 佐藤洋一研究室

本作は、トルコアイスの「からかい」構造を、ワイヤ駆動と精密制御によって再構築したインタラクティブ作品である。人が自由に手を伸ばすと、機械は制御によって逃げ、両者の距離が変化する。やがて許された接触の瞬間に、行為の意味が反転する。この「制御と自由」「距離と接触」という二つの軸のあいだで、人の欲求や感情が立ち上がる。テクノロジーを介して、触れるという単純な行為に潜む心理的・物理的ダイナミクスを明らかにする試みである。

ワイヤ駆動のXYテーブルが、来場者の動きに応じて作品を逃がす。手を伸ばすと、精密な動作制御によって滑らかに後退し、距離を変えながら関わりを誘う。触れられそうで触れられない感覚は、制御応答と人の知覚のわずかなずれから生まれる。やがて触れることが許された瞬間、制御が緩み、接触の価値が際立つ。「触れる」という行為を通じて、人と機械のあいだに生じる欲求と反応の関係を体験的に示す作品である。